偉大なる航路いざNZのグランドラインへ!
ありったけの夢を〜かき集め〜!!!!
みなさんワンピース読んでますか?あの日本を代表する漫画の。いや世界を代表する漫画を!
*知らない人のために
漫画で主人公ルフィたちが目指すゴール地点の宝島(ラフテル)。
その宝島を目指す航路の名がグランドライン(偉大なる航路)と呼ばれてるんです!笑
1年と5ヶ月・・・・こんなに住んでてまだ一度も足を踏み入れたことのなかったNZの南島についに上陸!!!しかも誕生日に!イェーーーい。
はい31歳になっちゃいました😃
もう年齢制限ギリギリで行くワーキングホリデー、通称ギリホリでございます。
ギリホリ街道まっしぐら!!
NZで最北から最南端までの旅を始めて現在の旅路はこの辺
最北端から見ると結構きたな〜って感じします。
Wellingtonから車をフェリーに乗せて移動してきました!
値段はどのくらいだったかな〜車乗せて多分200ドルはしなかったと思う!意外と安かった。
深夜の便を選んだので早朝1時くらい出港の到着は朝の5時くらい・・・・
真っ暗なので外の景色も楽しめず・・・・人は少なかったので椅子全部占領して寝てやりました!
船内はこんな感じで意外と広々!
鹿児島に住んでた僕は垂水から市内に行くフェリーを思い出しました!笑
フェリーから降りたあと最初の目的地は玄関口の
Pictonから次の街のNelson!!!車でブーンと2時間くらい。
いよいよグランドライン!とか言いながら全く計画立ててないんで、笑
ほんとに行き当たりばったりの旅・・・・
まさにワンピースのルフィたちと同じ。
出たとこ次第です。。。。
でもNelsonには知り合いのニュージーランダーのお姉さんがいたので会いに行って、しかも泊っていいよ〜って!最高かよ!
その日は皆既月食もあったんでカメラで撮影
ほんで次の日は行ってみたかったスプリットアップルロックを見に!
りんご岩パッカン系の景色最高!
Nelsonの街から遠いのででっこう疲れた。。。。そのあとはまた街に戻ってきて。
結局4日くらい滞在したのかな?途中フリーパーキングの駐車場で僕のベッド付き最高車でキャンプ気分を味わったりして。笑
ランニングも勿論しました!
Nelsonの街から小高い山に上がっていくと・・・
NZの中間点を示すポイントに到着!!!
特に何があるってわけじゃないんですけど・・・・
やっぱり最北端から攻めてきた僕からしたらこういうところは嬉しいんですよ!
ファイナルファンタジーや、ドラクエでいうセーブポイント見つけたみたいなね?
ホッとするでしょ?笑
ネルソンの街も見下ろす事ができますよ〜〜!
と、、ここまでは順調でした!!
けどねネルソンを出発しようとしていた前日・・・・
もうね・・・・いつ雨やむん?ってくらいヤバい雨降って・・・・
1日何もできず・・図書館行ったり車で寝たり。。。。
そして後にこの雨が事件をもたらすのである・・・・笑
そして出発当日!!!
まだ小雨な天気でしたが次の場所にも行きたいので足をすすめる。
山を越え・・・・
谷を抜け・・・・
そして丘を越え!!
↑ここは昔、冒険に出た船が漂着した有名な場所だとか?
そんなところを抜けつつも・・・
この日泊まる場所も決めてないし・・
まずどのまちに泊まるかすら決めてない。
というよりNZ南島の今進む西海岸はほんとに小さい街しかないのだ・・・・
長時間の運転で肩や腕が疲れてくるほどに・・・・
途中何度も・・この町で泊まろう!泊まろう!と思うんですがいいフリーキャンプのパーキングが見つからず・・・・・結局夕方くらいまで車を走らせました・・・
夕方には目的に地に到着!!!
その町は行きたかったとこでもあるし、
今でもなんかお気に入りの街・・・
続きは次の記事で!
大雨事件の内容もそこで触れたいと思います!
ではみなさんごきげんよう!
リョーさんの海の幸ハント
ニュージーランド北島での旅の最終目的地ウェリントン !
この街は1年間も過ごしてたこともありかなりのHome感!やったー!
ここでも前回ディアーハントに一緒に行ったDanと会うことに。
その前にウェリントンといえばランニングぅ!!
ランナー友達のHiroさんとあってトレーニングセッション。
とりあえず全部一緒になんてのはレベル高すぎて無理なのでちょいちょいお邪魔して走る感じでした。
日本でも仲良くしてもらってるランニングチームのUDCさんとコラボしたランシャツ も届いてヒロさんにもプレゼント!カッケェ!
そしてそのあとに海へダイビングをしに。
海の幸狩りへいくことに・・・・
ウェリントンから西側の海に向けて車を走らせるとマカラという地にたどり着きます!
そこにてDanと待ち合わせしその仲間たちといざ海の幸狩りへ!
ちなみに私はウェットスーツ持ってないので潜らず、浅瀬でアワビ狩り。
クソほどおる。
写真は・・・・携帯で撮ったんですけど。。。。事件がありましてデータ破損それは後ほど。笑
アワビも取ってもいいサイズ規定がありそれ用の定規をDanが持ってて規格に合わないやつは全部海へ返す・・・・
一通りアワビを探し終わって暇になったヒロさんと自分はドローンでDanとその仲間を探しに!!!
ぶーーーーーん!!
お!いた!いた!!
この日は抜群に天気も良くて海もキレイ☆
そして丘から帰ってきたDanたち!!良いものあげるって見せてくれたのが何と伊勢海老。
こっちではクレイフィッシュって呼ばれてます!
しかも二匹ともプレゼントしてくれて、何と今回はアワビと伊勢海老という超豪華素材を手に入れ帰宅。
Danが帰り道に俺に行った言葉!
『Hey Bro、ブルーベリー、キウイ、シカ、伊勢海老、これでどうやってニュージーランドでサバイバルするかわかったろ!はははは〜〜〜!!!』
この人たちはタフすぎるんだよ、そしてたくましすぎるんだよっての再確認しました。笑
帰宅後は伊勢海老はボイルして醤油等で味付け、アワビはバター焼きにワサビ醤油。
もう最高でしかない!!!
美味しく頂きました!!!
そしてサウスアイランドに出発前日は何と31歳の誕生日でした!
誕生日パーティーもみんなに開いてもらってハッピー!
そして深夜・・・・誕生日当日。
ついにフェリーに車を乗せ夢のグランドライン!!!
サウスアイランドへと出航!!
俺のログポースはネルソンを指している。
最初の目的地はネルソン。いざゆかん!!
続く。
ちなみにウェリントンで携帯落として画面吹っ飛んでぶっ壊したのはここだけの話。
30分で修理してもらいました190ドルくらいした。。。。しかもこれ2回目。
『止まった続きが今動き始める』
ヤッベェ!旅に没頭してたら10月の末になってました。笑
皆さんごめんなさい。言ってもそんなに見てないでしょ?
だから謝罪はこの辺にして『止まった続き』を語りましょう。
ゆうてもですねNZの旅に関しては自分もう動画を作って全部UPしてるんですよ・・・・
読むよりこっち見た方が早い気がするんで僕のインスタグラムに飛んでインスタグラムTVの場所から見てやってくださいほんと。w
てな感じでUPしてます!!
が、文章じゃないと詳しく説明できないところもあるんでそこにいては触れたいと思います!!
まずはNZでも有名な観光地Cathedral Coveっていう美しい入江について。
場所については北島の北部。マップでいうとこの辺。通称コロマンデルです。
ここはですねーーーー何とも綺麗な入江がありまして!
何と言っても海が綺麗!
北島で旅行するならここでしょ!って絶対みんなが言う場所。
だから期待してたんです僕。しかも行った当日天気良くて最高だったし!!
こんなにも綺麗な景色で壮大な自然なのに・・・・
気づいてしまったんです僕。
自分自身がこの景色に感動してないってことを!!笑・・・・・・
だって砂丘の方が凄かったし・・・・この海の綺麗さすごいけど実家の海にすごく似てるんだもん・・・・
それならここ来る前の日に車中泊したPAKUっていう山からみた海の方が綺麗だった。笑
そしてHOT WATER BEACHっていう砂が地熱で温められて、温泉も出てて楽しめる場所ある!って聞いてたので足を運んだら・・・・・
こんな感じでみんなが砂掘って温泉作って入ってた!!!
でもなんか思ってたのと違う。・・・・
目の前の海も入ったら冷たいし・・・・・
僕のイメージは鹿児島の指宿の砂風呂で・・・指宿は海の中の砂に足を入れても温かいほど・・・そこら一帯がHOTな場所だったので・・・完全にそのイメージだったのに・・・
え?そんなにあったかくないしあったかい場所ほんとピンポイントにここだけ!?って感じで一人で楽しめるわけでもなくすぐに帰りました。。笑
そのあとは翌日・・・西海岸から東海岸へ向けて横断。
富士山にも似たシェイプのタラナキ山へ向かうのですが・・・・
ここはまじで良かった!!!そのなも
Three Sisters and the Elephant Rock!
日本語にすると『三姉妹とゾウさん岩』
前回来たときは上潮で近くまで行けなかったんですが・・・・今回は引き潮でいけるいける!!ついに写真、動画を修めまくる。
ゾウさんに見える?この岩?
そしてこの裏まで歩いていくと・・・・
どーーーーーーーーーーーーん!!
す。。。。。スリーシスターズ・・・・
あれあれ?4?に見えるの気のせい?笑
何なら周りに小さいのまだ何個こかあるけど・・・・・
ただ景色は抜群に綺麗で後ろにぼんやりタラナキが見えるのも最高にいい!
ここはコロマンデルより充実した気持ちに満たされ、最後はゾウさん岩と遠近法で楽しんで帰りました・・・・・
ここの駐車場で出会ったニュージーランドの老夫婦に
『明日タラナキ山の山頂まで行きたいんだけど、どうかな?』
って聞いたら。
『やめときなさい。一昨日そのみちで死者2名でたし、もう雪が積もり始めて危険だよ』
と言われて、、、
泣く泣くタラナキ登山を諦めたのはここだけの話・・・・いや全く秘密の話でもないけど。笑
ん〜〜〜〜確かに雪積もってるわ。。雪の装備全くない。おわた
てことでフォトスポットだけ押さえて・・・・・
『僕のホームタウン』ウェリントンに久々に帰るのでした!!!!
そしてここでまた新たなハンティングが・・・・・・
続く。
『鳥取県民の俺が言うんだから』
様々なハンティング試練を乗り越え・・・・・
ようやくスタートした旅。
ニュージーランド最北端からニュージーランド最南端のロードトリップ!!!
まずは北の果てから・・・・・
とその前にブルーベリー農園で働いておりました自分は、ニュージーランド北島の西に位置するホークスベイから最北端であるケープレンガまで行かなければなりませんでした。
その距離約830km・・・・・・・・
旅スタートする前からもう大移動やないかい。
てなことでホークスベイを出発しまずはオークランドシティまで430kmほど車を走らせました・・・およそ5時間・・・・
そこから友達と合流し友達車で車を走らせ(運転していただきました)ファンガロアの街まで約4時間の280km・・・・まさかこの日だけで700km以上も運転するとは思ってなくてさすがに疲れた・・・・
翌日残りの距離を運転してもらってようやく辿り着いた830km!!!!
その最北端の景色とやらはもう流石に最高でした。。。。
崖みたいな地形になっている為とにかく風が強い!!!!!
この近くの高台の丘に登ると・・・・ケープレンガの灯台が見えます!
ここからスタートなのにもう大分疲れを覚える中。。。。。
いよいよこれから旅が始まるのかと思うと気合が入る自分。
この辺のエリアに詳しい友達に案内してもらって次の目的地・・・・
車で20分くらいかな?移動したらいよいよその影が見えてきました!!!!
どーーーーーーーーーーーーーーーーん!
この砂丘を下るためにサンドボードをするためにボードを借り、先陣をきる管理人のおっちゃんをフォローして前へと進む・・・・・
もうね・・・鳥取県民の俺がいうんだから間違いない。
『この砂丘は地元のよりはるかにデケェ』
この砂丘で遊んだ感想はこの動画にて
何と!!サンドボードのYoutube作っちゃいました!気になる人は見てね★
てな感じでサンドボードを楽しんだ後・・・・2日目の宿は車で50kmくらい戻ったプケヌイという街へ。
ケープレンガからプケヌイまでの間にララワビーチという隠れ秘境ビーチがあり・・・
翌日の朝はそこへ向けて前進!
朝から雨の予報も大降りになることはなく何とか到着!!!!!!!!
白い!白いぞぉぉぉぉぉぉ!
ビーチが白い!!!!
とにかく砂の粒子が小さい。本当小麦粉みたいな感じのふわふわで気持ちいい・・・・・
この日は曇りでしたが真夏の快晴の日には南国にいる気分になれるビーチだとか・・・
見たかった・・・・
ここでもボチボチ撮影等をして遊んだのち、気づく・・・
そいえば砂丘の砂は黄色っぽくてここは白・・・・
来る途中には赤っぽいビーチも見たな〜と
これはこれで見応えのある景色で、似たようなビーチでもこういう違いがあると面白いなーと感じた一面でした。
ちなみにオークランドに戻った後ピハという小さな町のビーチはブラックサンドで黒い砂・・・
何とまぁ不思議!!!
行くとこどこで色の違いを楽しむことのできた最北端からオークランドまでの道のりでございました!
そしてオークランドにも2日ほど滞在しあるビデオ・・・・そう。
ジェダイマスターになるためのあの動画を完成させました。
どーーーーーーーん。
暇な人はぜひ見てね★笑『自分のインスタグラムアカウントから動画探せます』
小さい頃から漫画と映画を見過ぎて育つとこうなる(特にヒーローやSF系)
とまぁ何はともあれめちゃくちゃ充実して綺麗な写真もとれた旅でした!!!
次はオークランドから西へ・・・・コロマンデルに向かうのでした!!
では次の記事までご機嫌よう。
リョーさんのトラウトハント(鹿ハントの裏側)
いきなり釣り行こうぜ!!って事になり。
鹿ハンティングからまだ4時間くらいしか経ってないのに次の狩りへと・・・・
Danのママが友達に連絡してくれて無事に話が繋がり、農道を通ってもOKとの連絡が♪
3人とも疲労困憊であるが逆にテンション上がってもう何でもやろうぜって感じ!
てか釣りは疲れないしね!
農道を通過する時に電気が流れてるワイヤーがあって、ウェリントンで自分が走ってる時にワイヤーに触れて電気ショック食らった事あるよ!って話したらちょっとうけてた。笑
それはさておき、いよいよ釣りのバトルステージに到着!!
着いて早々開始〜〜〜〜〜〜!
思ってたより川が大きい!もっと細い川かと思ってた。
ニュージーランドにきてずっと川釣りしたいと思ってたから最高!
ちなみに何が釣れるかというと主にブラウントラウト!ニジマスのブラウンのやつですね。
知らない人のためにアメリカでゲットした時の写真を貼っておきますね★笑
*ちなみに冒頭でUPした写真もアメリカでゲットしたやつ!!!!
この時点でアメリカの写真使ってるってことは・・・・
大体予測つきますよね?
はいボウズ!!!!!
釣れませんでした★
Danがベストなポジション教えてくれて、何回も投げて〜移動して〜ってトライしたんですが一向にヒットがこず!!!
てか自分もスプーンのルアーで川釣りするのが初めてだったのでコツが掴めなくて魚のヒットともに合わすのが難しかった・・・・・
何回かヒットがあり、トラウトがルアーを追いかけてくるのも見えてたのに釣れず・・・
川釣りで釣れないとなると・・・・やることは一つ。
川遊び★!
釣れないし泳いじゃいました。
ただ、川の温度がめちゃくちゃ良くて鹿ハンティングのアイシングリカバリー!
ってなって3人で納得、。
無事に全てが終わり帰宅!!!
これにてハンティングの全日程が終わりました。
1泊3日・・・・・・めちゃくちゃキツかった・・・・・
『そしてハンティングの裏側について』
①なぜハンティングをするのか
それは自分たちで食べるものを自分たちで獲得するということ。
そこに至るまでのプロセスは、今回自分が書いたように並大抵ではなくてむしろかなり大変。
そして自分たちで処理から最終的な調理までやらなければならない。
『0から〜肉を食べるというゴール地点』まで自分たちで経験する事によって、より食べ物に対して感謝することができる。そこに価値があるという事。
それが一つの理由である。
②自然を守る
ニュージーランドの自然界で鹿や、豚、ヤギなどはニュージーランドのネイティブの固有植物を荒らします。これを防ぐために政府からこれらの害獣を駆除するようにポジションを置かれる人がいるらしく、それがハンターの役目であるらしいです。
あとトレイルを歩きながら何度も鼠取りのような仕掛けを目にしました。それはネズミだったりポッサムという小型哺乳類から鳥の卵や雛を守るためらしいです。
*ポッサムが気になる人は後でググってね!(デカい眼鏡ザルみたいなやつ)
*Danのパパはこのような生態系を守る仕事をしていたらしく、特にヤギを管理しながら自然をコントロールする役だったらしいです。
本当に細かい部分の理由はまだ分からないこともありますが、
このようにいろいろな理由があってハンティングが成されているわけです。今回このハンティングに行ってみて、それがどれだけ大変なもので、そして精神的にも強くないといけないのかということを学びました。
結構キツかったけど、自衛隊を一応でた自分はその経験があったおかげで何とか耐え抜くことができました。
ニュージーランドに来て四つくらいこれはヤバかったなぁというアクティビティをしたけど余裕で今回のがダントツで一番キツかったです。
1位:鹿ハンティング
2位:タラナキ山でのロングウォーク
3位:タラウラ山でトレイルラン
4位:タウポでカヤック
10kmも漕いだらクソほどキツかった。(3位とほぼ同着のきつさ)
でもこうやって誘ってもらって、経験を共にした友達ができたということが自分の中で一番の財産になりました!
本当にありがとうDan!Aaron!!!
またこの経験は動画にしたいと思います・・・・
(どこまで見せられるかわかりませんが・・・・)
ではこれにてハンティングシリーズを終わります。(長かった)
次はニュージーで最後の大冒険(俺のグランドライン)
サウスアイランド編が始まります。
そう!ニュージーでの生活ももうほぼ終わりが見える中長期の旅に出ます。
向かう先はまず最北端でしょ!!!!!
では次から旅行編入って行きまーす!
ではご機嫌よう!
*実はハンティング編まだ一個あるけどそれはまた今度・・・・
そして両手。。。。鹿の内臓に手を突っ込んだ自分は4〜5日匂いが消えませんでした・・・
恐るべし・・・・
リョーさんのディアー(鹿)ハント〜その④
いよいよ最終章!!!!!!!!ここからもマジかの連発。
日中の狩りを終え果てしない道のりを乗り越え
ようやく今夜泊まるハットに到着するころ・・・・・・・
ここにいるはずの無い生き物の声がするぜ。
『ウォぉぉぉぉぉぉン!ウォンっウォン!!!』
DanとAaronが見合って『おいおいマジかよ』って顔でたちすくむ。
それを見て『あぁこの状況は何かやばいんだな』と察する自分。
そしてここで聴くはずの無い音が
『ピィぃぃっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!』
笛の音だ。
ここで自分はようやくこの状況を理解する。
俺ら以外の他のハンターがいるぜ。
そしてあの動物の鳴き声は・・・・・
聞いたことあるぜ・・・そうだ『犬だ』
Dan:Aaron『やれやれだぜ・・・・』
と元気がなくなりトボトボとハットへ向かう。
到着するや否や、お出迎えしてくれたのは
十数匹の犬。
3頭の馬。
5?6?人のマオリ系のお兄さんたち。
あの山道をどうやって連れてきたん 笑
と自分は思うも、きっとこの人たちはめちゃくちゃ山に詳しんだろうと推測する。
マオリ系のお兄さん:『おっ!鹿獲れたんだ。』
Aaronの持つ鹿を見て反応する。
ここからはDan、Aaronは鹿についてのスモールトークだ。
自分は森に隠した荷物を回収しにいく。その間もワンちゃんが自分の周りをウロウロとついてくる。荷物を二人のところに引き上げて戻ると。
おいおい!ワンちゃんたち鹿食べてんじゃん!笑
そう、まだ生身の部分があるので、そこと目の部分を食べていたのだ。
DanとAaronは何も言わなかったが、
流石にマオリの兄さんたちは犬をしつけて追い払ってました。笑
この状況で当然今夜ハットに泊まる事は出来ず、あえなくハットの外へとはじかれることに。
Dan:『さてどうするか??森で寝るか・・・夜通し歩くか?』
Aaron:『とりあえず飯にせん?』
と、ハットから10分程度離れた小川の横で晩ご飯を食べることに。
ここで自分が持ってきた最強のアイテム!!!!
ヌードルの登場!!!!!!!!
もうね。どんな高級な飯より・・・
こういう状況で食べるインスタントラーメンが最強に美味しいんですよね。
ラーメンと、コーヒーで晩ご飯を済ませ一息休憩。
少し眠くてニュージーでは有名なシダ植物のフェーンをちぎって重ね寝転ぶ場所を作っていると、
Dan:『リョウ!何やってんだ、これから歩くぞ〜今日は夜通しだ。』
はいキターーーーーーーーーー!!夜通し歩くこと決定。
ふとここで考える。
来る時車からハットまで休憩や鹿の様子見で止まったりして10時間くらいかかったよな?
今から(夜8時)歩いても8時間はかかる?え?着くの朝4時ごろじゃね?と予想する。
もうここまできたら、あえて何時間かかるかは聞かないのだ。
聞いても気持ち萎えるだけだから、とりあえず頭では到着朝4時くらいと考えておこう。
そしてここから更なる追い討ちが!!!
お肉の分配タイム!!!!
3つのポリ袋に入ったお肉を各人のバックに入れます・・・・・
1つ20kgくらい・・・・
重い。。。。。。
というより、よくこれ三つもリュックに入れて
これまで歩いてたなこの人たち!と思う自分。
そして来る時のあの車の荷台はなんだったん?笑
てっきり狩ったらすぐそこに乗せるのかと・・・笑
そしてまた小川で水を満タンにしいよいよ夜間行軍の開始!!!!
はい何も見えましぇん!!!!!!
夜の森って怖い。
もちろん人工的な光なんて俺らのヘッドライト以外ありゃしない。
幸運にも自分のヘッドライトはパワーの強いやつだったので足下や前方を見るのには苦労しなかったが。
元々道なんてないような場所を歩いたいたのだ。
そりゃ普通に歩くのなんて大変に違いない。
木に貼り付けられるトレイルのマーカーを3人で血眼になって探しながら帰る。
見つけても数十メーター先の次のマーカーを見失うを何十回も繰り返し・・・
DanのGPSなかったら確実に遭難だなこれと思いつつ一歩一歩進んでいく。
途中山中で別のハンターの人たちを見かけるも、その時間は夜11時くらい
もちろん彼らは就寝時間。テントを張って寝てました。
こういう人らもいるんだなぁと、、、、
ハンター界の厳しい様子をまた学びました。
3時間〜4時間は歩いただろうか?
Danと自分には異常はなかったが、
日中重い荷物を持っていたこともあり、Aaronの膝周りの筋肉がつりはじめる・・・
少しペースを落としながらも、休憩をちょいちょい入れて確実に進む。
多分夜2時過ぎたくらいだろう、
Dan:『だいぶ進んだぞ!この山登って最後下ればもう終わりだ!』
が、最後下れば・・・・がマジで長い!!
え?どんだけ降るん?ってくらい降りる。
こんなの登ってきたっけ?と思うくらい。
あまりに長いし、下りは足への負荷が半端ないのでペースを落とす。
進まないんだなぁこれが。
多分Aaronと自分は2回はこけた。マジで危ない。
ようやく下りが終わりフラットな地形になる頃、最初に渡ったあの川が見えてきた。
もう靴は脱がずにそのまま入る。もう濡れるなんてどうでもいい。
早く帰りたい。
何の感情もなく川を渡り、車への道を歩く・・・・・・
竜:『Dan!今何時????』
Dan:『トゥー レイト(めっちゃ遅い時間)』
自分はDanの腕時計をチェックする
朝5時だと!!!?笑
想定の4時到着を超えて5時に到着。
笑うしかねぇ。
昨日の朝7時にハンティング開始してハットに着いたのが夜7時、
そこから寝ずに朝5時まで歩き続け、家に帰ったら朝6時前
23時間もノンストップで活動してるじゃねぇかよぉ!
2泊3日じゃなくて1泊3日じゃねぇか!!!!
当初の予定ですら『え?』だった自分の気持ちを
さらに上回る過酷な旅だった・・・・・・
車に乗るや否や、急に眠気がきて・・・帰りの道は全く記憶なし。
ついたらDanの家に向かう農道でした。
到着後・・・・・全てを脱ぎ捨てシャワーを借りる・・・・・
なんて幸せなんだ・・・・・
シャワーの後Danに聞く、
竜:『何時に起きる??』
Dan:『わかんね〜起きた時間!』
竜:『ガーチャー(了解!)』
そして自分はキャンプ用に改造されたベッド付きの自分の車でスヤスヤと眠るのでした。
何時間寝ただろうか?
外も完全に明るく、車の中が暑い。
寝てらんねぇ!!!!と思いドアを開けて外に出ると
Dan:『ヘイ ブロ!!いつまで寝てんだ!ステーキできてるぞ!』
竜:『す・・・・ステーキだと!!!?』
その言葉に心高鳴るも、俺そんなに寝たか?と時間チェックしたら朝の9時。
3時間しか寝てないじゃん。笑
どおりで頭いてぇ・・・・・
寝起きは最悪の状態でDanのお家に戻ると、机の上には鹿のステーキが!!!!
朝からステーキたべんの!?と思った人。
これが食べられるんですよ。何たってハンティング中まともな飯食べてないからね!
この味が最高にやばかった・・・・・
うますぎる!そして柔らかい・・・・・・臭みが全くないことにも驚く。
あまりに美味しすぎて。
竜:『これ高級ビーフでしょ?俺を騙そうとしてるでしょこれ?笑』
とジョークをかます。
Dan:『ノー メェン (んなわけねぇじゃん!)俺らが持って帰ったやつだぜ!』
竜:『デリしゃァァァッッッス!!!!!』
Dan:『ヤベェだろ?心臓と肝臓も焼いてカットしたからどうぞ!』
全ての部位がえげつないほど美味しい。
新鮮な肉ってこんなにうまいのか・・・・
だって帰ってきた時ポリ袋開けたら肉がまだ暖かくて、湯気出てたもん。
ようやく旅がこれで全て終わったんだ・・・・と心から安堵し・・・
最高の疲労感の中、最強の食事を頂く。
自分たちで全部やったんだというこのプロセスが、本当に勉強になった旅でした。
この後Danの家から4時間30分ほど離れたニュージーランド最大の都市オークランドへ車移動が決まっていた自分は、少し休んで夕方に出発することを決める。
それをDanに伝えると
Dan:『えっ?今日出るの?もう一泊して行けよ』
とありがたいお言葉・・・・
オークランドで友達との約束もあったので延長はしませんでしたが・・・・
何かの話をしてる時に『俺はトラウトフィッシングめちゃやりたいんだよね!』
って話をしたら。
Dan:『俺の家の目の前!あそこ!あそこで釣れるから今から行こうぜ!!』
とのこと・・・・・・・笑
Dan:『Aaron!良いよなぁ?行くよなぁ?』
Aaron:『もちろん行くでしょ!』
ここにきて乗り気の二人!
そしてDanのママも
Dan Mam:『いいわねぇ!Dan小さい頃よくあの川行ったの覚えてる?』
『リョウ本当に釣り行きたい?行くなら川まで行く道のゲートを友達に連絡して開けてもらうわよ!』
竜:『いえぇす!めっちゃやりたい!!!』
Dan Mam:『オーケー今電話するから、あなたたちは釣りの準備しておきなさい★』
こうして釣りの準備をDanとDanのお母さんがしてくれて、
車で5分の川へと釣りに行くことになる!!!!!!!!
そう次は!!!!!
リョーさんのトラウトハンティングの始まりである!!!!
続く〜〜〜〜〜
*過酷すぎるハンティングから帰って4時間しか経ってない。笑
次の話では『ハンティングをする意味』のバックグラウンドも入れますので絶対読んでね!!
リョーさんのディアー(鹿)ハント〜その③
朝6時。起床のアラームがヴァイブレーションのみで鈍く枕の下でうごめく。
朝だ。2日目が始まる。
Dan:『グッモーニン、ブロ(ブラザーの略)、ハウ アー ユー リョウ。』
竜:『グッモーニン。アイム グーーーッ・・・・・』
いやホントはGoodじゃないんだ。あと2日もこの生活なのかって思ってるんだよ僕は★
という邪悪なマイナス思考は捨ててAaronとも同じ会話を繰り返し、朝食準備へ。
朝食はお湯を沸かして昨日の朝食べたポリッジと同じ方法で完成。
しかし今回違うのは味付け。豆の缶詰をまた開けてポリッジへと投入。
うん。まだ塩っ気テイストだから大丈夫。助かった。ここでまた甘いの来たらマジで喉通らんと思いつつも、
Dan:『甘いほうがいいよね?このカフェオレパウダーかけてお湯足したら最高だぜ ブロ』
ここはニュージー★ポリッジは甘いんだよ!!って事を再確認して食べる。栄養補給は大事や。
洗剤は使わず小屋の横にある貯水タンク(飲めません)で皿を流してビニール袋にしまう。
もちろん皿は綺麗じゃなくて若干のオイリー。ナイフ・フォークも同じ。
自分は川でトイレをすませ。使った紙は暖炉でFIRE。臭くありません。笑
荷物を全部詰め直して、出発準備をしていると、
Dan:『今日は荷物置いて、必要なものだけ持っていくから』
との事。
カメラと給水ボトルだけ出す。その他の荷物は目の前の森の中へと隠しに行く。
本日、自分とAaronの荷物は小屋前の森の中でおやすみ!!!
今日自分が持つものはこの総額40万のカメラだけ。
心の中でガッツポーズをして、Danのリュックにボトルもさす。
Danのリュックは寝袋とかは全部抜いて食料と火起こし道具が入っている様だった。
でも重そうだったけど!(*↑の写真参照)
Aaronは狙撃手として銃を手に、俺はカメラマンとしてカメラを手に、Danは鹿を呼び寄せる係としてパイプを手に(荷物も背負って)、
2日目の狩りが朝7時からスタートした。
朝寒かったのでDanが予備のニット帽を貸してくれた。
寒いのは分かってたけど・・・何でそんなに寒いかって??
今日は川にそのまま入るからです。この時ニュージーは夏が終わりかけの秋。朝はひんやりで新鮮な水が流れるこの山水はかなり冷たい・・・・
結局山用ブーツのない自分はトレイルランニング用のシューズを使用してこの狩に来ました。
(DanはそれならOKって言ってた)
また川かよ!!!って何回も思うほど川の中をザブザブ進んでいき上流に向け歩く。
と、ここで新たなインフォメーション。
Dan:『朝は動物も喉が渇くから川に来るんだ、ほら見て。』
指の刺す先に、まだ新しい鹿の足跡が。
分かりにくいですが、近くで見ると堀面がくっきりと残る。
さっきまで動物がいたかのような跡。
この足跡発見後、昨日Danがやっていた鹿の鳴き声を試すが無反応。
二人は作戦を話しています。
この後もう少し上流に歩いたのち山にへ入って行くという作戦になりました。
この時点で多分1時間か1時間30分・・・2時間は歩いた。とりあえず時間を確認する事をほとんどしなかったので自分がどのくらい歩いたのかも分からない。笑
時々水分補給をとるのですが・・・・・
Aaronは直に川の水を飲むスタイル。
(いや・・この方法で飲むのはこの1回だけでした。冗談です。)
でも基本的に水は川から汲むスタイル。
煮沸はしません。完全に直飲み。
途中の山中で水がなくなると困るので川があるうちにボトルに補給!
この後から山に入り、Danが持つGPSマシンを頼りにトレイルのマーカーをみんなで探しながら今日歩くコースに沿って道を進めていきます。
昼前になって日も上がり暑くなってきてニット帽は速攻脱帽。
寒かった体もようやく温まって長袖一枚に!
何度か試したDanの鳴き声に反応が時々あるも遠すぎたり、ルートから離れすぎてる時は危険なので見送ります。
と、その時!!!!!!クッソ近い場所で返答返ってきます!!
鹿:『ヴぉおおおおおおおおおおおおんん!!!!!』
Dan:『ドン ムーヴ!!!!!』(小声で指示が出ます)
鹿の姿は見えませんがとにかく近い。明らかに声の近さが尋常じゃなかった。
けどこの時の地形もあまり良くなくて谷になってる下に鹿がいる感じでした。
(赤矢印下が谷でそこに多分いた)
この時、自分とDanは動かず待機で、Aaronだけが鳴き声へとゆっくり近づく。
Danは鹿とは背中合わせの方に体をむけ、間隔を開けて鳴き真似をする。
(この時思ったのは鹿とは逆向きに声を出す事で、標的の鹿が追いかけてこようとして近づいてくるのかな?と思いました。*真相は知らん)
自分のバズーカカメラでAaronの背中を追うも・・・・
鹿の反応は薄くなり・・・どうやら離れて行ったよう・・・・
こんな感じで何度か近接状況を経るもBestが来ない。
だんだんこの状況にも慣れてくる自分。笑
昼過ぎに昼食を食べて、(疲れて何食べたか覚えてないけど多分パンとスナック)
午後の部開始。
歩く。鳴く。構える。離れる。歩く・・・・・・
その繰り返しが過ぎ3時間が経とうとする中。
あるポイントでものすごい状況が発生。
Danの一回の鳴き声に対して3匹の反応!!!!!!!!
そして一匹めちゃくちゃ近い。
この状況に3人はここで一匹いける!!と希望を持つ。
先ほどと同じフォーメーションを二人が取り始める。
Aaronが声の方に近づいて、Danはそれと逆向きに声を出す。
この時はもうかなり近かったんで鹿に向けても声を出していました。
しかし未だに自分らの位置から鹿は見えず・・・
緊張状態が5〜10分ほど続いただろうか?
Aaronがだいぶ動いて姿が見えなくなる。
だが鹿の反応は以前として近い。
とその時!!!!!!!!
Aaronの銃声:『ズッダァッーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!』
俺:『撃ったッツ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!』
乾いた銃声が山に響きました!!!
下り坂をダッシュで降りるDan!!!
駆け下りている途中にもう一発!!!!!!!!
『ズッダァッーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!』
え!?二発目!?てことは一発目外した!?
(頼むから当たってて。)
と疑心暗鬼になりつつも・・・・DanとAaronが合流して
『YEEEEEEEEES!!!!』の声が!
自分もダッシュで坂を降りて追いつくとそこには倒れた鹿とDanとAaron。
もう鹿の首にはナイフで切り込みが入り完全に絶命し動けない状態となっていました。
(多分ものすごい手際だったんだと思う)
ちなみに二発とも命中してました。
分かってたけどデカい。
そして、ここからがものすごく大変。
Dan:『よし持って帰るからカッティングして行くぞ!』
Aaron:『OK!俺は頭の方行くわ。』
と仕事分担され、二人は手際良くカットしていきます。
★Aaron 頭担当+時々Danの手伝い
★Dan 鹿の4肢+背骨両サイドの背筋
★カメラ+二人の手伝い
の流れで解体が進められました・・・・
二人とも手際よく解体を進め、自分も手伝わせてもらった。
背筋部分の切除と脚部分の補助。
綺麗に肉と皮を分けてとっていく。
そして一番やばかったのが内臓の切除と取り出し。
焼き鳥屋さんや焼肉へ行くと当然のように部位として出される心臓と、肝臓(レバー)だ。
持ち帰る部分以外の臓器を腹から出す(腸や胃袋など)。この作業を手伝ったがもちろんかなりのレベルでやばい。(いろいろ説明すると本当にグロテスクなのでここではヤバいという言葉だけで表現します。)
まず匂いがヤバい。あと、捕まえた直後なので温度もヤバい。
手を突っ込んで全部引きずり出し、必要な部分だけカットする。
躊躇してる暇はない。とにかくやるしかないんだ。
自分がヤバい部分を持って、もう一人(AaronかDanか忘れたけど)がザクザクとヤバい勢いでカットして取り除く。
心臓は人間の拳二つくらいだろうか?結構デカい・・・肝臓も大きい。
だんだん慣れてくる自分にもヤバいと思ったけど、こういうプロセスで食肉は作られて行くんだなと学ぶ。機械にせよ、人がやるにせよ、普段口にしている肉は元々は動物で、誰かがこれをやっているんだと思い知る。
毛皮や内臓など残ったものはその場に残し、
全ての処理が終わり一息。
Aaron:『やっと終わったな!ちょっとクッキー食べていい?』
内臓処理をした血塗れの手でクッキーを食べ始める。笑
竜:『うん。君が一番ヤバいよ』
と心の中で思いつつ。
Aaron:『リョウもクッキーいる?』
と差し出す。
竜:『ワイ ノット? サンクス メイト!(断るやついる?ありがと!)』
自分の手も血塗れだったけど、そのグロさとは全く逆のピンクのチョコレートでコーティングされ、カラフルなシュガーがまぶしてある可愛いクッキーを食べる。
なんやこれ?笑 と心の中で苦笑い。
そしてデカい黒のポリ袋(2つ前の画像参照)三つに肉が入れられ全てDanのリュックへとぶち込まれる。 多分1袋20kgはあるので3つで60kg(多分それ以上)。元々のリュックの重さが20kg以上あると推測される。
そのリュックを持ち上げようとしたDanがよろめく・・・・あのDanがだ・・・・
竜:『Dan!どんくらいの重さある?推測で?』
Dan:『メイビー ア ハンドレット(多分100kg) 苦笑』
鹿の頭の部分はカバンに入らないので銃を持つAaronが手持ちで運ぶ。
出発してまもなく・・・・
体力に自信がありあの最強タフなDanがまじでキツそう。ちょっとした段差でふらつくのだ。
元々の帰り道のコースを変え、そのまま川へ向けて山を下り、その川に沿って歩いて帰れば昨日泊まったハットに着くという流れだ。
だが川の方まで降りるトレイルのコースがえげつない下り坂で、
いやもうあれは下りではない。崖だ。
Aaronと自分が歩きやすい道を探してDanを誘導する。
Danは危な過ぎて歩いて下れないからお尻をついてずるずる降りる。
あのDanがキツそうで汗だくだ。
このコースは多分普通じゃないんだろうなと察する自分。
なんとか崖を降り、川についてAaronとDanが荷物交代。
Aaron:『やっベェ。重いなこれ。』
Dan:『最強のトレーニングだろ ブロ?走るトレーニングよりいいぜ。』
自分は『この人たちは何を言ってるんだろう?ヤバい人たちなのかな?』と笑いながらも。
きつくてもポジティブって大事だなぁと、国防職をしていた頃を思い出す。
みんな荷物運んでくれてありがとう。俺はこんな2kgのカメラなのに・・・・
と、ただただ感謝。
川まで降りて少し歩くのが楽になった頃、
Dan:『ここにヤバい草があるから絶対触るなよ〜』
と教えられ形をチェックする。 明らかに危なそう。
来るときには全然見なかったこの草が、帰り道の小川の周りにはこいつが結構いた。
注意しなければ。
重い荷物から解放されたDanはワイルドなスタイルで頭部を運ぶ。
服が汚れるなど気にしないのだ。
とその時
竜:『痛ッっっっっっっっってぇ!!!!!!!!!』
Danのこの写真を撮ってたら、さっき言われた草に突っ込んでました。笑
タイツの上からにもかかわらず突っ込んだので貫通!!
激痛!!!刺さった場所にずっと電流が流れてるような痺れるような痛み。
まじかよ・・・・と思いつつも帰るしかないので我慢して帰る。
途中帰り道も小川の横をランラン♪
なんてことはなく、、、、これもう進めないでしょ!!って地形を進む。
川にもザブザブ膝まで入る。
鹿の頭が邪魔なときは川に投げ込んで、両手を使えるようにしてから進む。
自分は高級カメラを落とさないように守りながら歩く。
道のりは長いためDanとAaronは交代で荷物を持ち運ぶ。
途中土砂崩れで崖が崩れている場所があったがそこも進む。
そこを歩くと岩がサーーーーーっと崩れ始めるのだ。クソほど危ない。
この写真の左側は全部土砂崩れの崖でした・・・・
崖もやっとの思いでなんとか交わし、まだまだ進む・・・・・・
陽が落ちてまた視界不良になってくる頃、吉報が。
GPSを見たDanが、
Dan『そこに見えてる川の合流点が朝歩いた川だ!』
心の中でガッツポーズを10回はした。それくらいヤバい道を降りてきたのだ。
夕焼けが終わる数分とても綺麗な景色が見れた・・・・
なんて綺麗な夕日なんだろう。
この景色が終わるとともに・・・・・・
そうまた夜間歩行の始まりを告げられる・・・
各々ヘッドライトをつけて歩く。
もうヘッドライトなしでは前は見えないのだ。
朝歩いた川は余裕ということは分かっていたので、気持ち的には凄く楽だったのだが、
とにかく朝7時に出発して、この時の時間が夜7時。12時間活動し続けた疲労がのしかかる。
その上この二人はこの荷物を持って・・・・どんな化け物体力だよ!!!と思いつつも
Dan:『あと少しで着くぜ!!!チアーズ メン(やったな俺ら!!)』
Aaron:『鹿も取れたから上出来だな!無事に帰ってこれたし!』
と笑顔が戻り始める。
途中、小川の浅瀬でうなぎが泳いでるのを見つけ、
Dan:『リョウ掴み取りして!!!』
とジョークをかます余裕も出てきたくらいだ。
自分もやっと今日が終わるという事に安堵し緊張感も解ける。
さて!ハットまであと少しだ頑張ろう!と3人で足を運ぶ。
が、、、その時、、、まさかの自体が発生する。
いるはずのない生き物の鳴き声がする・・・・・
Dan:Aaron:『まじかよ、おい。』
二人の反応に っあこれはヤバいやつやと察する自分。
続く〜〜〜〜〜
*すいません!情報量多過ぎて3部で終わりませんでした!!!!
ここからまだまだヤバい状況が続きますのでパート④もよろしくお願いいたします。